How Big Things Get Done
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本書の著者は、世界中の1000億ドルを超えるメガプロジェクトの「成否データ」を
1万6000件以上蓄積・研究するオックスフォード大学教授。
メガプロジェクト研究において世界最多引用を誇り、
アメリカ・イギリス・デンマーク・スイス・オランダ・中国など
官民両プロジェクトで助言を求められ、
国策に影響を与えるビジネスとアカデミズムの巨星。
予算内、期限内、とてつもない便益――
3拍子揃ったプロジェクトは0・5%のみ。
計画倒れか、爆益か。
頭の中のアイデアから超益を生む「BIG THINGS」を実現する方法を解き明かす!
経済地理学者。オックスフォード大学第一BT教授・学科長、コペンハーゲンIT大学ヴィルム・カン・ラスムセン教授・学科長。「メガプロジェクトにおける世界の第一人者」(KPMGによる)であり、同分野において最も引用されている研究者である。
これまで100件以上のメガプロジェクトのコンサルティングを行い、各国政府やフォーチュン500企業のアドバイザーを務めている。数々の賞や栄誉を受け、デンマーク女王からナイトの称号を授けられた。
Dan Gardner
カナダ在住のジャーナリスト、作家。
平均的なプロジェクトは惨憺たる結果になる
カリフォルニア高速鉄道
工事はどんどん遅延する
予算がどんどん膨れ上がる
ネパールの学校建築は8年前倒しで予算内で終了
この計画立案をしたのが著者
メカニズム
意思決定には心理が必ず入る
権力者はお気に入りのプロジェクトを通そうとする
ボーイング747 28ヶ月
iPod 9ヶ月
フーバー・ダム 5年
Amazon Prime 4ヶ月
エンパイアステートビル 18ヶ月
施工性に重きを置いた設計
専門家のレビューをして、予想できる全ての遅延に対処できなければ小さな変更も通達されない仕組み
作業が始まる前に部材が何が必要なのか建築家が把握していた
把握できないのが普通だったの?基素.icon
人は危険なほど「楽観的」になる
もっと「前」に時間をかける
■2章 本当にそれでいい?
早く決めたい衝動に抗え。始動は無論大切だが、やり方を間違えている
人は慎重に考えるより早く1つに決めたい
常に「ベストケース」を想定している
やりがち基素.icon
■3章 「根本」を明確にする
結論から始めるなら
「なぜそれをするのか」をまず固める
目的を見失うと「顧客」が消える
■4章 ピクサー・プランニング
1発でうまくいくことはない。試行錯誤を繰り返せ
ピクサーは「灰色のモヤモヤ」から始める
漫画もコレが重要基素.icon
■5章 「経験」のパワー
経験は極度に軽視されている
最初から「貯金」がある状態で始める
■6章 唯一無二のつもり?
お前のプランはさまざまある中の一つに過ぎない
「1年あれば終わる」が7年かかったわけ
先人から「あてになる予測」をもらう
■7章 再現的クリエイティブ
計画段階でこそ「創造的」になれる
「見直す」ほうが早く終わる
■8章 一丸チームですばやくつくる
必要なものを「ただち」に支給する
利害が一致すればおのずと「協力的」になる
■9章 スモールシング戦略
「ブロックのように組み立てられないか」と考える
巨大だと「完成」するまでお金を生まない
■終章 「見事で凄いもの」を創る勝ち筋